平成28年 塩尻美術会「南伊豆町」写生旅行の報告
塩尻美術会恒例の、秋の写生会兼研修旅行を今年は11月5(土)・6(日)に姉妹都市の南伊豆町に行きましたので、どんな様子だったかお伝えします。
11月5日(土)は、日の出前の6時に塩尻市役所駐車場に集合しました。参加者は11名、肌寒いため、みなさん厚手の防寒着を着て帽子をかぶっての集合。バスは富士見町にある中央グリーン観光の19人乗りのマイクロバス。早速乗車し、荷物は後ろ座席にまとめて置く。
6時10分予定通り出発。塩尻ICより高速道路に入り、富士吉田→御殿場→沼津→修善寺→下田というルートで快調に進む。途中4回のトイレ休憩をし、白浜にあるセブンイレブンで昼食を買い、11時20分下田の道の駅に到着。車内で昼食をとる。
昼食後は道の駅のはずれまで移動して港でスケッチ。スケッチをしない3名は唐人お吉の記念館やロープーウェーに乗るなど、下田の街を見学。
港には大きな船や小さな漁船が沢山停泊していて、船を修理するドッグもある。みんないい場所を探しながら歩き、スケッチをする。描く時間は3時間ほどあり、晴れていて穏やかな風が心地よく、とてもいい気分で描くことができた。
3時バスに乗り石廊崎に向かう。目的はそこから夕陽を見るため。これは後で会うことになっている南伊豆町議員の岡部さんから勧められたためである。
3時40分石廊崎駐車場到着予定より早めの行動ができているので、スケッチブックを持って神社に向かって歩き出す。上り坂が続き前後の間隔がかなり空いてしまう。年齢差体力差があるから仕方がない。無理をしてはいけない。神社について早速参拝。その後スケッチ。風が強く帽子が飛ばされそうになるのでバックにしまう。30分ほどしてだいぶ日が傾き空が赤くなる。感動的なシーンである。
議員の岡部さんから電話が入り、これから駐車場に向かうとのこと。夕陽の写真を撮り駐車場に向かって歩き出す。まだ完全に日は沈んでいないが、沈むとすぐに暗くなるというので早めの行動をとる。駐車場には岡部さんが待っていてくれた。久しぶりの再会である。岡部さんとは10年ほど前からソフトボールの交流をしていて、年に一度くらいは会っている。
バスで今夜の宿 民宿「ますはら」に向かう。5時30到着。6時から懇親会である。懇親会には岡部さんと友人のあきらさんに出ていただいた。南伊豆町の様子を聞きながら和やかな時間が過ぎる。料理は伊勢海老の刺身、金目鯛の煮つけ、サザエのつぼ焼き、カサゴのから揚げ、各種お刺身ののった船盛と食べきれないほど肴が並び、ビールや焼酎が進む。ほろ酔い気分になった頃、青木さんの奥さんの和子さんが「ふるさと」など3曲ほどハーモニカで吹いて場を盛り上げてくれた。そのテクニックはすごく、旋律だけでなく伴奏が入っている。目を閉じて聞いていると1台で音を出しているとはとても思えない多彩な音が出てくる。塩尻にはすごい人がいる。
9時宴会終了。岡部さんとあきらさんにお土産のりんごとワインを渡し、懇親会に出ていただいたお礼を言い再開を誓う。
部屋で2次会。10時過ぎまで楽しく飲み就寝。
6日(日)6時起床。風呂に入る。その後スケッチする場所を探しながら散歩。天気は快晴。気分よく絵が描けそうである。網を繕いながら干している人達が目に入る。赤い網の色がとてもきれいで心ひかれる。どうもその辺がいいかなと思いながら宿に帰る。7時30分朝食。味噌汁には夕べの伊勢海老の頭が入っている。エビのダシが出ていて旨い。他にも鯵の干物やハムエッグ、とろろ、海苔、など沢山のおかずがあり、普段の倍くらいのボリューム食でおなかが苦しい。
8時30分宿に別れを告げる。バスに荷物を置きスケッチ場所に歩いて向かう。11時まで宿の近隣でスケッチタイム。スケッチをしない人達5名はアロエセンターや熱帯植物園をバスで移動し見学。(なぜか昨日より見学者が増えている)
スケッチをしていると岡部さんが、みなさんにお土産にと海藻と海苔を持ってきてくれる。ありがたいことである。南伊豆の人は本当に優しい人たちだと思う。
11時10分全員で船溜まりで記念写真を撮り出発。南伊豆町の漁協に向かう。そこには伊勢海老、アワビ、サザエなどの他に、今朝とれた魚や干物、のりや海藻など海の幸が沢山並んでいた。伊勢海老の味噌汁のサービスがあり、おいしくいただく。みなさん思い思いにおみやげを買い込みバスに積み込む。これで南伊豆ともお別れだ。
しばらく走って下田の道の駅で昼食。今日はコンビニ弁当ではなく各自食堂で食べる。
1時塩尻に向けて出発。途中3回トイレ休憩をして6時5分無事塩尻市役所に到着。
参加者が11人と少なく残念でしたが、2日間青空の下、大変いい気分でスケッチすることができ、大満足の旅でした。
参加されたみなさんご協力ありがとうございました。